在宅ワークの詐欺に気を付けろ!典型的&最新型の詐欺について
在宅ワークで働きたいという人が増え、在宅ワークができる系詐欺求人が増加しています。
特に求人サイトからの在宅ワーク詐欺が増えているので就職活動をしている人は注意が必要です。(昔はハロワの求人にも在宅ワーク詐欺系求人が沢山ありました)
今回は典型的な在宅ワーク詐欺から、最新(流行り)の在宅ワーク詐欺を紹介します。
受講生は甘い話に乗らず地に足のついた就職活動をしていきましょう。
目次
Web在宅ワークに憧れる人が狙われる
在宅ワークに憧れる人が一番最初に気になる業種は「Webデザイナー」や「Webライター」です。
もちろん実務経験があり、仕事が0から100まで一人で完結できる人には仕事があります。
大切なことなのでもう一度いいますが仕事を一人で完結できるから仕事があるのです。
WordPressが使えないWebライターはクロールできない水泳選手くらいヤバいので気をつけようね。
WordPressなんか自分で契約してちょっといじれば使えるようになるから。
ドメイン代もサーバー代も安いから。それくらいの時間と金は投資しよう。マジで頼む。それくらい。
— 沖ケイタ|ライター育成のプロ (@namakemono0309) September 30, 2021
詐欺だけではなく、Webの在宅ワークはトラブルも多いです。
会社に勤めているとミスをしても怒られるだけかもしれませんが、在宅ワークは個人事業主(業務委託契約)も多いのでトラブルもすべて自分で解決する必要があります。
業務委託契約を結んでいる場合、仕事のミスで損害が出た場合、損害賠償を請求される可能性がある事を理解して契約しましょう。雇用さえれている人ではないので労基に駆け込んでも相手にされません。自分で弁護士を用意する必要があります。
なんとなくだけど「Webは後から直せるしリスクが少ない」とか「在宅でお小遣い稼ぎ」という感覚や広告が多いからかリスクや品質が甘く見られている気がする。
実際にはトラブルが多く、独立する際税理士さんや弁護士さんに相談してた時もやはり「Webはトラブル多いですからね…」と話されていた。
— 三宅 敦@designstudio 35mm (@ds_35mm) August 10, 2020
在宅ワーク詐欺が急増中
在宅ワークに憧れる人が増えると一緒に増えるのが在宅ワーク詐欺です。20年前からある在宅ワーク詐欺の手口はこんな感じです。
典型的在宅ワーク詐欺の手口とは
典型的な在宅ワーク詐欺の手口はこのようになっています。
- 研修やコンサル費の名目で教材や授業を購入させ受けさせる
- 高額なローンは組ませるが返済は半年~1年後(クーリングオフができないように)
- 仕事を受託するためのテストがある(なかなか合格しない)
- 合格したら仕事を受託させる(業務委託契約を交わす)
- 仕事の内容にクレームが入る(ウィルスが入っていた等様々なパターンあり)
- 損害賠償や信用ができないので今後仕事を渡さないとなる
返済は半年~1年後始まるので収入から返せると説得される
研修やコンサル費の名目で教材や動画配信で授業を受けさせ費用を取る。その際、研修が終わったら仕事を必ずまわすと伝えローンを組ませます。仕事の給料から天引きできるから大丈夫と説得し、半年~1年後から支払いが開始されるようにローンを組ませます。すぐにお金がかからないことや返済は仕事から出来ることからローンを組んでしまう事が多発しています。
仕事を紹介する前にテストがある
仕事を受託する前にテストが用意されている場合が多いです。かなり難易度が高めです。しかしこのテストにクリアしないと仕事は渡せないというのが手口でここで難しすぎて諦める人もいますが、会社側からは励まされ続けます。(仕事なのにこんなこともできないのかと責められるパターンもある)あきらめる場合は、あきらめた側に責任があるので詐欺ではないとされます。
テストにクリアしたその先のトラブル
ようやくテストにクリアして、無事仕事を渡された場合数回は普通に仕事を与えられます。
が、数回後はクオリティについて難癖をつけられたり、ミスを指摘されクライアントが怒っていると言われたりし始めます。
送られてきたメールにウィルスがついていてクライアントのパソコンが壊れたことにより損害賠償を請求されることもあります。(業務委託契約を交わしているので損害賠償請求されます)
そしてミスにより仕事がなくなったとなって終了です。
有名人が言っているから大丈夫?在宅ワーク詐欺
最近ではインスタグラマーやYoutuberが詐欺を行う事も多いです。
動画で常に見ている人なので自然と親近感を持ち、徐々に信用してしまいます。
全く知らない人からは疑ってもファンになってしまうと、この人が言っているので大丈夫という感覚になります。
化粧品にしても洋服にしてもインフルエンサーと呼ばれる人の商品が売れているのはそういう心理をつかれているからです。詐欺をする為に最初にインフルエンサーとして有名になってから詐欺を行うのも最近の手口です。時間をかけて詐欺を行っているのです。
詐欺は身近な人が仕掛けてくるから騙される
私は大丈夫と思っている人も詐欺に引っかかる可能性はあります。
なぜなら
詐欺に引っかかる人の大半は「知っている人から」の紹介だからです。
「友達」や「知り合いからの紹介」が詐欺を仕掛けてくると信用してしまう事が多いのです。
信用している人から勧められたら騙されてしまうのです。
信用している人から「未経験からでも在宅で仕事できるようにコンサルしてくれる人がいる。紹介しようか?」といわれた際に話だけでも聞いてみようかなと思ってしまいます。
こんなにある在宅ワークトラブルの実例
在宅ワークトラブルに合った人たちのブログや弁護士サイトを紹介します。
しっかりと知識を入れてトラブルに巻き込まれない、甘い言葉に載らないようにしてください。
大手求人サイトからの在宅ワーク詐欺
最近一番多いのは求人サイトからの在宅ワーク詐欺です。仕事を探している人の多くは求人サイトを見ています。
求人サイトを入り口としている詐欺は今も昔もあります。
仕事の内容やスキルが明確じゃないのにまずまずの高収入だったり、初心者歓迎の文字に踊らされないでください。
弁護士相談サイトにも在宅ワーク詐欺相談が急増
こんなに相談件数がある事を見ると在宅ワーク詐欺に引っかかっている人がこれだけ多いことがわかります。
在宅ワーク詐欺の様々な手口がある事がわかります。
消費者センター・消費者庁からの注意喚起
件数が多いと消費者センターに報告され、消費者庁からも注意喚起が出ますが、ここまで行くのはまれで、なお金銭が返ってくるという事はありません。
詐欺の会社はレンタルオフィスで場所をコロコロ変えたりホームページを新しくしたりして逃げてしまうので裁判を起こしても意味がないです。
逃げることまで考えられているという事を理解しましょう。
消費者センターに報告されている実例1(ホームページ作成在宅ワーク詐欺)
消費者センターに報告されている実例2(高収入ができる在宅ワーク)
業務委託契約の危険を理解しましょう
雇用契約と業務委託契約は全く違います。
仕事でトラブルが起きた場合、雇用者であれば謝罪だけですみますが業務委託契約は会社対会社です。
仕事でトラブルがあって損害賠償が請求される立場です。
そして理不尽だとなって労基署に駆け込んでも業務委託契約者は労基署に守られません。
自分で弁護士を雇い裁判で闘うしかありませんがその費用はすべて自分で用意しないといけません。
フリーランスでシステム開発の仕事をしたくない理由の一つがさっきの話だよ。
会社が請けたシステムを従業員が脆弱性つくって相手から損害賠償請求された時ですら、従業員にも責任を負わされる判決させるんだから、従業員でなくフリーランス(業務委託)だったら確実にフリーランスのせいにされる。
— みなか™ (@orgmrm) June 23, 2021
在宅ワークで仕事をするならキャリアが必要
当たり前のことですが在宅ワークはスキルがあるから成り立つ仕事のスタイルです。
自分のスキルのどの部分に価値がつくのかがわからない人は在宅ワークはできません。
未経験で在宅ワークは不可能だと理解しましょう。
在宅ワークの求人で騙されないためには
- 要求されるスキルが明確じゃない
- 詳しい情報がよくわからない
- 給料などの条件が良い
- 未経験者OKもしくは歓迎を謳ってる
いいですか皆さん、未経験者ができると謳っている完全在宅ワークなどというものは
99.999999パーセント
詐欺
詐欺まがいです(゚ω゚)
— もふ⋈きち💉💉💉(モデルナマキシマムドライブ) (@LCW_mofu) May 22, 2018
在宅ワークするのに未経験でいいわけない
在宅ワークで仕事をするには実務経験が必要だという事を理解しましょう。
そもそも実務経験者はこんな詐欺には引っかかりません。
在宅ワーク詐欺に引っかかってしまうこと自体がスキルがないという事にもなります。
怪しい在宅ワークの案件をみても怪しいと思わない(わからない)のです。
在宅ワークが未経験でいいわけない!これが最後に伝える言葉です。