【2024年】企業研修に使える助成金のご案内
企業研修では、助成金の利用が可能です。受講する講座+受講時間の人件費に対して助成金がでます。
雇用保険の適用事業所の企業で雇用保険被保険者であれば正社員、契約社員、パート、アルバイトどなたでも利用可能です。
目次
人材開発支援助成金は幅広く使える助成金
企業研修の際に使用できる助成金は厚生労働省の「人材開発支援助成金」となります。
人材開発支援助成金にはいくつか種類がありますが新入社員を含む在職中の方々への助成金は以下3種類となります。
※以下をクリックすると詳細ページに移動します。
正社員、非正規社員(パート・アルバイト・契約社員)でも、雇用保険が加入されている人であれば研修対象になります。
助成金の金額は?
助成額は研修費に対してと研修を受けている時間に対して人件費の助成金が出る形になっています。
正社員や非正規社員(契約社員・アルバイト・パート)に対しても助成率が異なるほか、新規事業立ち上げに対しての研修であればさらに助成率が高くなります。
誰が何を受講するかで変わる助成率
助成率は大きく分けて5つに分類されています。※中小企業に対しての助成率となります。
()は大企業の助成率となります。
コース助成率 | 人件費助成率 | |
事業展開等リスキリング支援コース | 75%(60%) 上限30万 |
960円(480円) |
---|---|---|
人材育成支援コース (正社員) |
45%(30%) 上限15万 |
760円(380円) |
人材育成支援コース (非正社員(契約社員・パート)) |
60% 上限15万 |
760円(380円) |
※正社員へ転換に伴う研修の場合70%
助成金例
ほぼすべてのコースが助成金の対象となります。以下は助成率の計算の例となります。
BIMオペレータコース
- コース合計:310,200円
- 入学金:16,500円
- テキスト:13,200円
- 合計金額:339,900円
- 45コマ
コース助成率 | 人件費助成率 | 賃金補助 | 助成金合計 | |
事業展開等リスキリング支援コース | 75% (上限30万) |
254,925円 | 43,200円 | 298,125円 |
---|---|---|---|---|
人材育成支援コース (正社員) |
45% (上限15万) |
150,000円 | 34,200円 | 184,200円 |
人材育成支援コース (非正社員(契約社員・パート)) |
60% (上限15万) |
150,000円 | 34,200円 | 184,200円 |
助成金を算出するシミュレーション
すべてのコースに対して助成金の計算をシミュレーションすることができます。
助成金申請の流れ
助成金の利用には事前に労働局に申請が必要です。
申請から認定までは約1か月、初めての申請は2カ月ほど時間をみてください。
助成金を受給できる基本要件と注意事項
- 雇用保険適用事業所であり、研修者が雇用保険被保険者であること
- 会社都合の解雇が研修開始日の6ヶ月間無いこと
- 労働局に事前申請を行い認定を受けること
- 研修時間が10時間以上であること
- 研修は1人に対して1年度3回までであること
- 研修費用は1年度1000千万円以内(事業展開等リスキリング支援コースは1億円以内)、賃金助成は1200時間以内であること
- 中小企業、大企業で助成金額は異なること
中小企業事業主の範囲
A、Bどちらかの基準に該当すれば、中小企業事業主となります。
主たる事業 | A 資本金の額または出資の総額 | B 企業全体で常時雇用する労働者の数 |
小売業(飲食店を含む) | 5,000万円以下 | 50人以下 |
サービス業 | 5,000万円以下 | 100人以下 |
卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
その他の業種 | 3億円以下 | 300人以下 |