日商簿記2級の勉強時間の目安と独学難しいポイント

【2024年】日商簿記2級の勉強時間の目安と独学難しいポイント

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日商簿記2級の勉強時間の目安と独学難しいポイントをまとめてみました。日商簿記がネット試験になってから何が変わったのかも改めて解説します。
日商簿記1級を保持し日商簿記を教えて長い藤崎先生に細かいお話を聞いてみました。

簿記2級の勉強時間

簿記2級の勉強時間はどのくらいですか?とよく聞かれます。まず、授業時間は50コマ~60コマです。人によってももう少し増える場合もあります。(1コマ50分授業)
これはあくまでも授業時間でこの時間と同じくらい宿題をやる時間が必要です。

そしてさらに過去問題や対策問題を解くとすれば10パターンを行うとすれば解くだけで20時間、問題を復習するのにプラス20時間と考えれば
60時間×2+20時間×2=160時間が最低ラインということになります。

簿記3級と簿記2級、簿記1級の勉強時間

簿記3級と簿記2級、簿記1級の勉強時間は最近どのように変化してるか見てみましょう。
簿記3級と簿記2級はネット試験になったことにより大きく異なった点はどうでしょう。

簿記3級と簿記2級、簿記1級の詳細

簿記3級~1級の学習時間の目安や独学困難度などをわかりやすく票にしてみました。

受験方法 試験時間 受験料 科目 合格ライン 目安学習時間 独学困難度
日商簿記3級 ネット試験 60分 ¥2,850 商業簿記 70% 50~100時間程度 ★★☆☆☆
日商簿記2級 ネット試験 90分 ¥4,720 商業簿記・工業簿記 70% 160~350時間程度 ★★★★☆
日商簿記1級 ペーパー試験 3時間 ¥7,850 商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算 70% 1000~2000時間程度 ★★★★★

簿記2級が社会人が取得する難しさ

簿記2級が社会人が取得する難しさはズバリ学習時間に時間がかかることです。日商簿記2級は出題範囲が広く、商業簿記、工業簿記の2科目になるため学習時間の確保が余儀なくされます。

日商簿記3級を取得していて160~350時間かかるとされています。もし日商簿記3級を取得されていなければプラス100時間は見なければなりません。

ネット試験になってから日商簿記3級はアプリを使って学習する方も増えてきましたが、体系立てて学習していないと2級に入ると躓いてしまします。

簿記2級の勉強時間を社会人が見つけ出すには

簿記2級の勉強時間を社会人が見つけ出すにはどのようにすればよいでしょう。この計画をしっかり立てることが合格への第一歩といっても過言ではありません。

その人の勤務状況や家庭状況によって学習時間の確保できる時間は人それぞれです。
私が受講を希望して来られる生徒さんにも学校に来る時間+自宅での学習時間の確保(計画)をするように伝えます。

簿記2級が独学が難しい理由

簿記2級が独学が難しい理由としては合格率が20~30%ということにも表れています。

一番の大きな理由は範囲が広いということです。特に商業簿記の範囲が広く絞りにくいことに理由があります。
特に連結会計を苦手としている人が多く、日商簿記2級の合格には連結会計がカギを握っています。

工業簿記のほうが試験対策として範囲を絞りやすく、工業簿記はパーフェクトを狙えますが、とはいえ工業簿記だけで合格することは出来ないので商業簿記の連結決算は超えたい壁です。

日商簿記2級合格までの攻略方法

日商簿記2級合格までの攻略方法は時間との闘いともいえます。取るべきところで点数を重ねていく必要があり、優先順位をしっかりととり試験に臨みます。
また、難しい問題に挑むよりもケアレスミスを減らすほうが合格する近道だったりもするのでケアレスミスをいかに減らしていくことが大切です。

ここがポイント!
  • 第1問、第4問、第5問で点数を取る!
  • 工業簿記は取りこぼさない!
  • 苦手な第2問が攻略できれば合格に近づく!

商業簿記の攻略方法

商業第1問の対策:商業簿記の仕訳

第1問は仕訳形式の問題で5問出題され、配点は20点です。ここでは最低12点、できれば16点が欲しいところです。
3級の仕訳と違い、2級の仕訳問題は範囲が広いため予想がしずらく、意外と点数がとりずらいです。第1問は仕訳アプリなどを使って隙間で学習する積み重ね部分が大きいです。

商業第2問の対策:個別論点

第2問は個別論点が出題され、連結会計が出題されるところで、点数を取るのが一番難しい部分です。
配点は20点で問題数は約10問です。ここで6点以上は必要です。

連結会計、銀行勘定調整表、株主資本等変動計算書、有価証券、固定資産関係が出題されます。

第2問は時間がかかるのと、苦手意識が高い人が多く、合格のカギはこの第2問となります。
第2問をすべて捨てると合格は難しくなります。

連結会計が苦手な人が多いですが、ネット試験が出始めのころより、連結会計が出る確率が上がっています。
極端に難しい問題が出ることもないのでしっかりと攻略したいところです。
株主資本変動計算書は連結よりも出る確率低いとされているが、頑張れば満点が取れやすいが出る確率は低めです。

商業第3問の対策:精算表・財務諸表

第3問の対策:精算表・財務諸表は配点20点で16点を狙いたいところです。
通常の決算問題ですが損益計算書(PL)が出る確率が高いです。

が!ここは頑張れば満点になる可能性は十分にあります。しかし3級からちゃんと積み上げてるかがもろ出る部分でもあります。

工業簿記の攻略方法

工業簿記は全部で40点です。
苦手意識が多い工業簿記ですが、範囲は明確で対策を立てやすいのでできる限り満点を目指したいところです。

工業第4問の対策:工業簿記の仕訳と原価計算等

工業の第1問のは2つに分かれています。ここでは最低でも20点は取得したいです。
工業簿記も仕分けが3問でる形が決まり、出題傾向にもパターン化されているので点数は取りやすいです。

もう一つは個別原価計算、総合原価計算、標準原価計算、直接原価計算ですが、総合原価計算が良く出ます。

ここで点数を取るにはしっかりと基本を押さえるしかなく、範囲が絞りやすいので最も点数を取りやすいということを再度意識しましょう。
また、つながりが商業に比べると薄いので最後の追い込みで点数を重ねるのはこの部分です。

工業第5問の対策:工業簿記の仕訳と原価計算等

配点は12点で配点は低いので最低でも部分点は取りたいというところです。直接原価計算が出ることが多く、標準原価計算がでる場合もあります。
パターン化されているので点数を取得することはできます。

日商簿記の試験日は随時

日商簿記の試験日は随時行われています。
前日までに申し込みが可能なので準備出来次第すぐに受験が可能です。

日商簿記1級保持者の藤崎先生のTwitterはこちら

日商簿記2級の授業も担当しており、日商簿記1級保持者の藤崎先生からのアドバイスでこの記事は出来ました!
藤崎先生は通常簿記のことをXでツイートしています。

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