新宿のパソコンスクールで学ぶExcelの便利機能！区切り位置とワイルドカードでデータ加工を簡単に

こんにちは！新宿駅から徒歩5分、ソフトキャンパスのExcelインストラクター佐藤です。インポートしたデータが1列にまとまっていて加工に苦労した経験はありませんか？特に、名前や住所、生年月日などの情報が1列にぎっしり詰まっている場合、見やすく整理するのが大変ですよね。

今回は、データ加工に欠かせないExcelの便利機能 「区切り位置」と「置換のワイルドカード」 を具体的な例を用いてわかりやすく解説します！どちらも初心者でも簡単に使える機能ですので、ぜひ試してみてくださいね。

区切り位置でデータを列ごとに分ける方法

インポートしたデータが1列にまとまっている場合、「区切り位置」 を使うと簡単に整理できます。たとえば、以下のようなデータがA列に入っているとします：

このデータを「名前」「郵便番号」「住所」「生年月日」の列に分割する方法を説明します。

A列を選択します（例: 上記のデータがある列）。
上部メニューから 「データ」タブ をクリックし、「区切り位置」 を選択します。
区切り位置指定ウィザード が表示されます。以下のように進めましょう：
1. 手順1：「区切り文字」を選択し、「次へ」をクリック。
2. 手順2：「コンマ」と「スペース」にチェックを入れ、「次へ」をクリック。
3. 手順3：プレビューでデータが分割されていることを確認し、「完了」をクリック。

これで、A列のデータが4つの列に分割され、名前や住所が見やすく整理されます！

「*（アスタリスク）」 は任意の文字列を表すワイルドカードです。この機能を使うと、特定の部分だけを残して、それ以外の文字を削除できます。

例えば、A列に以下のデータがあるとします：

田中 太郎, 〒100-0001, 東京都千代田区千代田1-1, 1990-01-01

A列全体を選択し、「Ctrl + H」 を押して「検索と置換」ダイアログを開きます。
「検索する文字列」に「, *」 と入力します。
- 「,」 はカンマを指定しています。
- 「*」 はカンマ以降のすべての文字列を表します。
「置換後の文字列」を空欄にする。
「すべて置換」をクリックします。

すると、「田中太郎」のみが残り、それ以外の情報がすべて削除されます。

「?（クエスチョン）」 は1文字を表すワイルドカードです。特定の桁数のデータを削除するのに便利です。

以下のようなデータがA列に入っているとします：

A列全体を選択し、「Ctrl + H」 を押して「検索と置換」ダイアログを開きます。
「検索する文字列」に「〒???-????? 」 と入力します。
1. 「?」 は各桁を指定しています（郵便番号「100-0001」全体を表現、コンマ（,）分で5つの？があります。）。
2. 半角スペースも一緒に削除する場合は半角スペースも入れておきます。
「置換後の文字列」を空欄にする。
「すべて置換」をクリックします。

これで郵便番号部分が削除され、「田中太郎, 東京都千代田区千代田1-1, 1990-01-01」のようになります。

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